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”Lesca(レスカ)”を徹底解説。定番メガネやビンテージ、愛用有名人まで

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”Lesca(レスカ)”を徹底解説。定番メガネやビンテージ、愛用有名人まで

お洒落で高級なメガネのブランドは数あれど、クリエイターや有名人が愛用し、メガネ界のカルチャーアイコンとでも言うべき存在は、Lesca(レスカ)をおいて他にないでしょう。今回は、ここ3、4年で取り扱うメガネ店やショップが飛躍的に増え、今、お洒落な人の顔にアクセントをもたらすメガネ・サングラスの最有力ブランドとなっているLescaに注目しました。

Lesca LUNETIER(レスカ ルネティエ)はフランス発の老舗

Lescaの発祥は、フランス・ジュラ地方。ジュラ地方は、フランス東南の山岳地方で、古くから手作業による製造業が盛んな、メガネ生産においてはフランスの中核的な役割をになっていた地域だそうです。
1900年代初頭からメガネ製造に携わっていたレスカ家が、1964年にブランドとして”Lesca LUNETIER(レスカ・ルネティエ)”を設立。
ブランドを創設したジョエル・レスカ氏自身が、Lescaのコンセプトを「French heritage(フレンチヘリテージ=フランスの伝承)」と形容するように、ハンドメイドも含むフランスの伝統的なメガネの製法を伝承しつつ、現代的な最新技術によるデザインのアップデートを交え、最高のメガネ・サングラスを提供し続けています。

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現行モデルの他、他ブランドにはないビンテージフレームや希少素材のラインも。Lescaの各コレクションの違いとは?

Lescaが世に送るメガネ・サングラスには主に3つのカテゴリがあります。

現行モデルの『Lesca』

PicaやLargoといった、ブランドの代表的モデルを扱う最新のフレンチアイウェアコレクション。フランスで製造されます。

ビンテージフレームの『Lesca Vintage Collection』

Lescaが所有する、貴重なビンテージフレームのコレクション。
Lescaはブランド設立以前から、ジュラ地方の数々の職人や工場と関わる中で多くのフレームを収集していました。それが今では貴重なビンテージフレームとなってLescaに残されており、職人が一本ずつ研磨や調整を加え、現代の市場で改めてリリースされます。
このコレクションのアイテムは基本的に一点もので、再生産がないので年々希少価値が上がっています。また、購入時にはレンズが入っていないそうなので、販売店や他の眼鏡店でレンズを入れる必要があります。

ビンテージ素材から作り出す『Vintage Material Collection(Upcycling Acetate Collection)』

2021年に始まった新しいコレクション。
”Lescaが所有するビンテージ”という点ではビンテージコレクションと同様ですが、アップサイクリングアセテートコレクションでは、デッドストックのビンテージ生地を使用し、現代の技術で生産した新しいフレームをリリースします。
つまり、ビンテージの生地で、年代特有の色味や肌触り、質感はそのままに、現代のかけ心地を追求して生産した、新しいメガネ・サングラスが楽しめるコレクションというわけです。

Lesca LUNETIERの代表的なモデル

ここではLescaの代表的モデルを4つ紹介します。

Lescaを知る上で外せないディテール、クラウン・パント(クラウン・パントゥ)とは?

代表モデルのご紹介の前に、クラウンパントについて触れておきます。
クラウンパントとは、レンズ部分のフレームの上部が、断ち切ったようにフラットになった、丸みを帯びたやや逆三角形のフレームのスタイルのことです。より一般的なボストンタイプのフレームの上部を、フラットに潰したような形と言ったほうがわかりやすいでしょうか。形が王冠(クラウン)に似ていることから、この名前がついたようです。
ここ数年、Lescaの人気の影響もあって、多くのブランドでクラウンパントモデルが登場しています。フランスでは50〜60年代ごろに流行ったディテールだそうで、フレンチヴィンテージに欠かせないスタイルです。

Pica

Lescaで最も人気なのは、定番として愛されるPicaです。
上述のクラウンパントを採用した、フレンチヴィンテージを継承するモデルで、著名人にも愛用者が多いモデルです。
フレーム上部がフラットになっていることで、より顔馴染みが良いという声も、各メガネ店から聞かれます。

Largo

2023年、Lescaが最も推しているのはLargoに他ならないでしょう。
オフィシャルサイトのトップページでも、23年1月時点でLargoのイメージルックを掲載しています。
ウェリントン〜スクエアタイプに近い、四角いフレームながら、Lescaのシグネチャーである分厚いフレームによって、本来シャープに見えやすい四角い形状ながら、程よくカジュアルに仕上がっており、普通のメガネでは得られない洒脱さも兼備しています。

Heri

クラウンパントを採用したモデル。
Lescaの他のモデルと比べてフレームの厚さを抑えており、ちょうどPicaのフレームを薄くしたようなルックス。Picaでは主張が強すぎると感じる方は、Heriがちょうど良いかも知れません。
名前の由来はHeritageの略。特徴的なぶ厚いフレームではなくとも、ブランドが重要視しているモデルだと確信させるネーミングです。

Iota

こちらもLescaとしてはやや小ぶりなモデルのIota。
ベーシックなウェリントンタイプのフレームで、男女問わず、万人に似合いやすいスタイルだと思います。
誠実な印象のレンズシェイプは、落ち着いたカラーを選べば、ビジネスユースでも違和感ない仕上がりです。

名だたるクリエイターも愛した、個性的なスタイル

最後に、Lescaのメガネ・サングラスを愛用していた、もしくは関係の深かった著名人たちに触れて記事を締め括りたいと思います。

レオナールフジタこと、藤田嗣治

エコール・ド・パリ(1920年代のパリで活躍した作家群)を代表するアーティストで、フランスで最も有名な日本人画家であるフジタ。
フジタは、ザ丸メガネとでも呼びたい、G Brutを愛用しました。
小ぶりなレンズに幅の広いフレームは、髪型やファッションも含めて個性的なフジタのスタイルを、より特徴的なものにしています。

『Brut』 出典:lescalunetier.com

スパイク・リー

主に社会派の作品で名高い映画監督のスパイク・リー。ドゥ・ザ・ライトシング、マルコムX、最近ではブラッククランズマンなどは、一度はタイトルを耳にされたことのある方も多いのでは?
そんなスパイク・リーの目元をいつも知的に見せているのは、定番モデルであるPica。
MLBチーム、ニューヨーク・メッツのベースボールキャップに、メッツのシンボルカラーの一つである、オレンジのトップスを合わせ、Picaのフレームを同色系でまとめてくるところが、いかにも小粋なニューヨーカーという感じでセンスが光っています。

『Pica』 出典:lescalunetier.com

ル コルビジュエ / 山口一郎

La Corbsは、近代建築の巨匠、ル・コルビジュエがかけていたメガネを忠実に再現しつつアレンジを加えて製作されたモデルです。
コルビジュエ自らがデザインし、パリの鼈甲職人にオーダーしていたメガネの原型をレスカ家が譲り受け、Lescaのラインナップとして復刻させたという逸話があります。

また、メガネの印象も強いミュージシャン、サカナクションの山口一郎さんは、メディア出演時に度々Corbsを着用しています。
メゾン・マルジェラ、コムデギャルソン、kolorといった、モードやコンテンポラリーなブランドを敬愛するファッショニスタでもある山口さんだけあって、大きめの変形ラウンドフレームや3ピンのカシメ(蝶番の留め具)などのインパクトのあるディテールを持つこのモデルが、ご自身の雰囲気によく似合っています。

『Corbs』 出典:lescalunetier.com

希少価値の上がり続けるLesca(レスカ)を高価買取致します

以上、今回は、今最も注目すべきメガネ・サングラスブランドの一角であるLesca(レスカ)をご紹介しました。
ビンテージモデルやアップサイクリングモデルなどは、その希少性から年々リセールバリュー(売るときの価格)も高騰している様子です。
買取店に売る場合は、必ず信頼できるショップに依頼してください。ブランド品を専門に買取を行うショップでは、その時々のトレンドや希少価値を鑑みて一点一点査定します。低価格商材も扱うお店では、高額品の値付けに躊躇してしまう場合もあります。
ブランド買取専門のBETTER CALL BROSKIは、アイテムの背景やカルチャーまでしっかり精査した上で買取させていただきます。ぜひお声がけください。

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